再受験、入学式前の繰上げ合格とかなり特殊な合格体験記となりましたが、予備校の見学や面談もしたことがなかった私が最初に富士学院に出会えたこと、様々なことにとても感謝しています。

川崎医科大学合格 S・Y君

合格体験記 experiences

工学部に通い、就職活動が始まる三年になり進路を考えるにあたって医学部を目指し始めました。夏までは仮面浪人を大学の授業と両立させようとしていましたが想像以上に大変でした。医学部専門予備校を探して検索上位に出てきたこと、HPに約六割が合格すると書いてあったこと、面談で印象が良かったことが理由で、大学を休学して富士学院に入学しました。大学の同期から遅れを取ることや年齢、金銭面、合格できないかもしれない不安で人生で初めて精神面で大きくバランスを崩したほど、大きな決断でした。今ではもっと早く富士学院に入っていればよかったと思っているので再受験を考えている方は仮面浪人ではなく、休学してでも専念することを強くおすすめします。
入学するにあたって努力を人一倍することと先生に与えられた課題以上のことを毎授業するようにしました。また、「あの時勉強しておけば良かった」の「あの時」は今だと思って常に勉強していました。これらによって入学年度の後期一次試験を通過することができ、その後も模試の偏差値が予備校の謳い文句のような伸び方をしました。しかし、夏には勉強法に悩み、秋には模試の成績に伸び悩みました。富士学院は授業中以外でも質問が可能です。その際に一人で悩まず先生に相談することで活路を見出すことができました。
結果として一般入試で正規合格をすることができず、後期の受験や合格を諦め、翌年度の再スタートを切っていました。川崎医科大学から追加合格の連絡があったのは4月4日の授業中で、翌日に入寮、翌々日に入学式でした。4月に入って入学式の数日前に繰り上げの連絡が来ることは都市伝説ではなかったようです。これを書いている今も数Ⅲをしなければならないのではないかと思っています。
よく「最後まで諦めなかったから合格できた」という合格体験記を見ますが、上述したように私は今年度の合格を諦めていました。入試は何が起こるか最後の最後まで分からないということを痛感した受験でした。ただ、医師になるという思いと今年度で合格するという思いは誰にも負けなかったので、それが合格の要因だったと思います。
これから一年間富士学院で頑張る方は自分を律することを心がけてください。富士学院は良質な教材・資料が揃っておりアットホームで比較的自由なので、自分がどのように過ごして利用するかで大きく変わると思います。ただ、精神的に辛い時は勇気を持って全力で休んでください。これは通っていた大学から快く医学部受験へと送り出してくれた先生からいただいた言葉です。
再受験を許し全力でサポートしてくれた家族、知識がほぼゼロの状態から合格できるまで指導してくださった先生方、悩みや話を聞いてくださった教務の方々、予備校の見学や面談もしたことがなかった私が最初に富士学院に出会えたこと、様々なことにとても感謝しています。私一人では絶対に成し得ないことでした、ありがとうございました。
再受験、入学式前の繰上げ合格とかなり特殊な合格体験記となりましたがご参考にしていただければ幸いです。