富士学院での一年は、初めて本気で努力し続けたと言える時間でした。同じ夢を追う仲間と切磋琢磨し、どんな時も支えてくださる先生方に囲まれながら、学力だけでなく人としても大きく成長できたと感じています。

和歌山県立医科大学医学部合格 R・Kさん

合格体験記 experiences

現役時代の私は、医師になりたいという強い思いを持ちながらも、それに見合った努力ができていませんでした。学内での成績に安心し、「なんとかなる」と思い込んでいました。しかし、共通テストの自己採点後、その甘さを一瞬思い知らされました。悔しさと申し訳なさが込み上げ、現実の厳しさを突きつけられたあの日の感覚は、今でも忘れることができません。
昨年度の十一月、推薦対策講座をきっかけに富士学院を知り、温かい食事の提供や推薦対策の手厚さに魅力を感じて入学を決めました。当時の私は、数学・化学・物理の三科目すべてで偏差値五十を下回り、苦手分野すら把握できていない状態でした。だからこそ、とにかくすべてを基礎から応用まで徹底的にやり直し、「絶対に今年で終わらせる」という決意のもと、富士学院での生活をスタートさせました。
この一年で大きく変わったのは、目標の持ち方です。「毎週末の週テストで上位に入る」という小さな目標に集中し、目の前の課題に向き合い続けました。何から始めればよいか分からず立ち止まっていた現役時代とは違い、一歩ずつ前に進んでいる実感が、自分を支えてくれました。富士学院では二十二時まで自習が可能ですが、授業の質問、復習、問題演習、予習をするだけで時間があっという間に過ぎていきました。そんな日々に焦りを感じることもありましたが、そのたびに先生方が親身に話を聞き、的確な助言と個別課題を与えてくださいました。校舎長や教務、先生方の言葉を素直に受け止めて実行することで、成績は着実に伸びていきました。
しかし、本番の共通テストでは思うような結果が出ず、推薦は不合格。私立前期もすべて一次不合格となり、「ここまでやっても届かないのか」と、自分の努力を否定したくなるほど追い込まれました。涙が止まらず、逃げ出したくなる日もありました。それでも諦めずにいられたのは、最後まで声をかけ続けて指導してくださった校舎長や教務の皆さん、先生方の存在があったからです。「これまでの受験は関係ない。合格のための実力はついている。まだ終わっていない。」その言葉に背中を押され、もう一度前を向くことができました。そして最後までやり抜き、合格を掴むことができました。
小中高一貫校で育った私にとって、富士学院での一年は、初めて受験に本気で努力し続けたと言える時間でした。同じ夢を追う仲間と切磋琢磨し、どんな時も支えてくださる先生方に囲まれながら、学力だけでなく人としても大きく成長できたと感じています。面接や集団討論の指導を通して、医師としての在り方まで学ぶことができました。この一年で得た経験は、これから先どんな困難に直面しても、自分を支えてくれる財産になると確信しています。
本当に一年間、ありがとうございました。