富士のOBやOGの先輩達にも支えられました。

鹿児島大学医学部医学科合格 M・Iさん

インタビュー interview

1. 大学生活について教えてください。

一年生は共通教育と専門科目があって、専門科目は週に1、2回しかなく、専門的なことはまだやっていません。専門科目は、生化学、生物化学とか医学統計学、医学英語、生物物理を今やっています。
共通教育では、英検準1級を持っているため、英語を2単位すでに受講したことにすることができます。私は、後期の2単位を受講したことにし、今は(木)(金)は授業が入っていない状態にしています。周りの生徒も英検準1級を持っている人は多いです。
私は地域枠で鹿児島大学に入学したので、1、2年で離島実習があります。実際に手術をとても間近で見たり、医師だけでなく薬剤師や理学療法士をされている方の仕事の様子も見たりすることができたので、地域枠で入学できて良かったなと思います。離島実習は1、2年生でペアを組むのですが、私のペアになった先輩は偶然にも富士学院と関わりがあった先輩でした。また、オンラインで地域枠の勉強会もあります。地域枠出身の医師が現在どんなことをしているのかを話してくださいます。島の様子、診療所の様子も知ることができます。
また、医学部に入ったなと実感した授業は、「患者と医療」という授業です。Zoomをつないで患者さんの話を聞くことができ、それが医学部らしいなと思いました。患者さんにいろんな質問をしてレポートを書き、患者さんの生の声を聞く経験ができます。
勉強以外ではゴルフとダンスの部活と、富士学院では質問対応などのチューターをしています。
ダンスはもともとしようと思っていて、ゴルフ部には富士学院の先輩がいるから入部しました。ゴルフ部では、富士学院での先輩が部活の話だけでなく、この教科はこれをしておくと良いよ、などの勉強のアドバイスもしてくださいます。
富士学院での質問対応では、生徒によってどこまで教えるかを意識して変えるようにしています。教えるのは得意ではありませんが、同じ目標に向かう後輩に少しでも力になってあげられたらいいなと思っています。

2. 合格を聞いたときの状況やその時の率直な心境を聞かせてください。

学校はスマホの使用が禁止だったので、本当はいけませんが、学校のトイレでスマホを見て確認しました。
3年間ずっと努力してきたので、とてもホッとしました。前期を受けなくてよくなって嬉しい。旅行にもたくさん行けるというのが率直な気持ちでした。

3. 学院に入学するまでのいきさつ、きっかけ、決め手について教えてください。

富士学院には、高校一年生からずっとお世話になっています。
高校の進学先が決まり、中学校の卒業式後に母が塾をいろいろ調べて、富士学院がいいんじゃないかという話になり、母と面談に行ったのがきっかけです。
当時鹿児島校の校舎長をされていたK校舎長と面談をしたのですが、とてもフレンドリーな方だな、というのが第一印象でした。
K校舎長との面談後に、父や母が富士学院にしよう!と決めました。私は中学を卒業したばかりだったこともあり、自分ではどこが良いとかは全く分からなかったため、父や母の言葉を信じて入塾しました。

4. 入学時の決意を教えてください。

高1からの入学でしたので、医学部現役合格を目指して自分にできることを精一杯する。高校3年間をしっかり頑張ろうと思いました!

5. 具体的にどう頑張ったのかを教えてください。

私は、百人一首部に入部しており、勉強と部活の両立が大変でした。部活は多い時で週6だったため、勉強は全然できていませんでした。周りの友達は高2に入ると部活を辞める子も多く、焦りもありました。高2になると部長も任せてもらっていたため、責任もあり部活も勉強もがんばるしかないと、自分を奮い立たせて勉強も部活も取り組みました。
部長になるかどうかの時には、校舎長のKさんにもよく話を聞いてもらいました。勉強以外のことも話せる場所があり、気持ちが楽になりました。
勉強と部活を両立させるため、私は計画的にやらないとだらだらとしてしまう性格なので、毎日やることを紙に書きだし、書き出したものは必ずその日に終わらせるようにしました。あとは、家では全く勉強しないタイプだったので、富士学院でやるべきことを全て終わらせてから家に帰ることを続けました。22時までに終わらなかったら家で少しだけやって寝るようにしていました。

6. 合格を勝ち取った要因は何だと思いますか?

推薦だったので共通テストメインで勉強しました。10月くらいまでは高校では一般入試に向けての勉強をしていて、11月くらいから共通テストに向けての勉強を始めました。
富士学院の先生方は、問題を解くときの考え方を詳しく教えてくれました。自分で問題を解くときにどういう風に考えたらよいのか、その考え方がとてもわかりやすくて、いろいろな問題でも応用できたので、点数につながったと思います。感謝しています。
また、面接対策もしてもらいました。私はとても面接が苦手で、富士学院で何度も面接指導をしてもらったおかげですごく助かりました。過去の受験報告書を見せてもらい、地域医療に関する知識の勉強会もしていただきました。本番は想定していた内容ばかりだったこともあり、しっかり自分の考えを話すことができました。

7. 富士学院はあなたにとってどんな予備校でしたか?

高校と自宅の間に富士学院があり、ほぼ毎日通う場所でした。また、先生や教務の方々だけでなく、OB・OGの先輩もいて、先輩にも勉強だけでなく、勉強以外のことも相談できる環境があったので良かったです。受験期は気持ちが不安定な時もありましたが、その時には話をたくさん聞いてくれて感謝しています。

8. どういう医師になりたいですか?

大学に入っていろんな人と話すようになって、特に今はだれとでもフレンドリーに接するのがうまくて頼られる医師になりたいと思っています。友達を見ていると結構フレンドリーな人が多く、私は人見知りなので、そういう人に憧れます。そういうコミュニケーションが取れる子たちが患者さんから頼られる医師になると思うので、私もそういう医師になりたいと思っています。現在は総合診療科と小児科の二択で悩んでいます。

9. 後輩達にアドバイスをお願いします!

高校生の時は自分なりには頑張っていたつもりでも、受験期に怠けてしまっていることもあって、今振り返るともっとやっておけばよかったという後悔もあります。そういう後悔がないように勉強をがんばってほしいなと思います。