何でそうなるのかという理屈を理解することは、本当に大事だと思います。

佐賀大学医学部医学科合格 G・S君

インタビュー interview

1. 大学生活について教えてください。

大半の学生が大学の近くに住んでいるので、学生同士すぐ集まったり遊んだり、テスト前だったら近くのファミレスに集まって勉強しあったりと、とても楽しいです。佐賀大学では学生6人、先輩1人、先生1人のチュートリアルというグループが最初に作られて、そこで入学式の次の日のオリエンテーションで初顔合わせをして、お互いに自己紹介的なものをするので、友達はまず安心してできるかなって感じですね。
あと1年と3年は比較的楽らしいんですが2年生は関門で、本当に大変みたいです。3年から4年生はもう留年が絶対になくて、100%進級できるようになってます。佐賀大学は他の大学と比べて進級がちょっと厳しいところがあるので、ストレートで国家試験に受かるまでたどり着くのは、他の大学に比べて少ないと思います。

2. 合格を聞いたときの状況やその時の率直な心境を聞かせてください。

国立の後期対策のために、ずっと富士学院に来て勉強していましたが、正直発表の2・3日前は何も頭に入ってこないような状況でした。当日の発表は自習室の前のラウンジで見たんですが、嬉しいというよりも、本当にホッとしました。自分が1番行きたかった所で去年全然届かなかった大学だったので、とても安堵しました。すぐ親や先生方に連絡すると「おめでとう」と言っていただけて、特に母は喜びの余り電話越しで泣いちゃって、両親、祖母のサポートを実感しました。

3. 学院に入学するまでのいきさつ、きっかけ、決め手について教えてください。

現役の時は、大手予備校に通っていました。僕は1年間しっかり勉強したんですけど、全くと言っていいほど学力が伸びなくて。そこで、何が足りなかったかを分析してみました。医学部入試って色々特徴があるじゃないですか。その情報と先生との距離の近さが必要だと思ったので、医学部予備校にしようと決めました。色々体験授業にも行ってみて、その中で富士学院は国立コースがあって、実際の体験授業も凄く分かりやすくて、圧倒的に雰囲気が良かったんです。校舎内も明るくて、先生たちと戯れたり、先生と生徒が話しているの見て、とてもいいなと思い決めました。他予備校も色々回ってみましたが、雰囲気は大事だと思います。

4. 入学時の決意を教えてください。

そうですね。一番やろうと思ったのは去年自分が失敗したと思うことを1個1個正していくことですね。それを地道に1つ1つ正していくと成績も伸びてきました。あとは絶対1年で合格するという気持ちが大事です。成人式にどうしても出たかったので、1浪で絶対受かろうと思いました。

5. 具体的にどう頑張ったのかを教えてください。

小さいことから言うと、去年は音楽を聴きながら勉強してたんですよ。そうでもしなきゃ勉強したくないという思いもあって、でも富士学院では1回も音楽を聴かずに勉強することだけを心がけました。朝早くから自習室に行くことは徹底しましたね。授業以外は最初から最後までできるだけ自習室で勉強するといったところから変えていきました。がむしゃらに勉強するだけでなく、正しい方法で勉強する。何でそうなるのかという理屈を理解することも心がけました。分からないことはそのままにしないよう、先生に聞ける環境があるからどんどん利用しようと思っていました。
あと、やって良かったと思うのは復習を頑張ったことです。富士学院の先生方が出した週テストとかオリジナルテキストには、医学部合格に必要なものがいっぱい入っていると言われていたので、もう全部それを信じて、そのテキストや週テストはほぼ全て暗記するレベルまで復習しました。実際に色々な大学で、テキストや週テストで出たようなことがたくさん出てきて、信じてよかったと、終わった後に素直に思いました。

6. 合格を勝ち取った要因は何だと思いますか?

要因は本番での解き方だと思います。本番で解けるものはミスをせず、しっかり点数を取ることを心がけました。本番で解けない問題って絶対出てくるんですよ。そこで焦って取れる問題を落とすというのは先生方からもよく聞いていたし、自分の経験上も頻繁にあったので、そこは強く意識しました。だからもう解けそうになかったら飛ばそうと、もう入試の前に決めていました。だから別に解けない問題が来ても焦りませんでした。解けない問題は飛ばす、次もどんどん飛ばすことを徹底して、それよりも解けるやつでミスをしないことの方がその日できるベストだと考えて本当に心がけていました。あとは、基礎を大事にしっかり理解したことですね。どんな原理でこうなるのかというのを、覚えるのではなくきちんと理解することは、本当に大事でした。ただ、基礎はなかなか終わらなくて、そうなると焦り出してすぐ応用に手を出したくなりますが、そこは我慢です。基礎ができていたら、ある程度の私立大学までは本当に解けるので、変に応用問題に手を出すより基礎をしっかり固めた方がいいと思います。他は友達の存在も大きくて、同じところを目指すライバルでもあり、時には一緒にご飯食べてしゃべれる、とてもいい関係性の友達が周りにいたことも大きかったと思っています。環境ですね。あとコロナにかかったときも、先生方がZoomで授業してくださって、本当に助かりました。いろんな人に支えられたと感じた1年でした。

7. 富士学院はあなたにとってどんな予備校でしたか?

一番は家みたいというか、先生や職員の方たちとの距離がとても近い予備校でした。予備校に通うって普通、苦じゃないですか。でも全然苦を感じさせない予備校でした。朝行くのも全然嫌じゃなく起きれるし、夜まで残れるし、楽しかったことが否定できないぐらいの予備校でした。先生方も普段の授業から面白いことを言ってコミュニケーションを取ってくれ、教務の方達もよく話しかけてくれたので本当に苦に感じなかったですね。良い意味で予備校とは思えないくらいとにかく明るい、そんな予備校でした。

8. どういう医師になりたいですか?

長年、小・中・高校と、サッカーに携わっていたので整形外科に行ってスポーツをする人のけがや悩み・病気を取り除く医師になりたいと考えています。実際にスポーツをしていたので、その悩みや気持ちを、少しは理解できそうだと思っています。怪我や病気を治すだけではなく思いを尊重できたり、本当にしてほしいことは何なのか、病気を治すのを最優先にするのか、またスポーツをするのを優先するのかなど、一緒に寄り添ってあげたりできる医師になりたいと考えてます。

9. 後輩達にアドバイスをお願いします!

周りの人はやはり頭のいい人が多くて、周りの人の参考書や成績を見ると、とても不安になるんですよ。少しでも自分の勉強に不安を感じたら先生や教務の方に相談するのが本当にいいと思います。言われた勉強法を信じてやっていけば、絶対に合格できると思うので、「やっぱりこの勉強合ってる」と信じながら勉強する人と、「これやって大丈夫かな」と迷いながら勉強する人の間にはやはり差がついてしまうと思うので、先生たちと自分を信じて勉強することが大事だ思います。今思うときついこともありましたが、浪人してよかったと思うことの方が、富士学院だからかもしれませんが多かったので、親やサポートしてくれる人達に感謝を忘れずに勉強していけば絶対に合格できると思います。