模試の結果や勉強バランスをすぐに相談できたことが非常によかったです。

神戸大学医学部医学科合格 M・Sさん

インタビュー interview

1. 大学生活について教えてください。

授業はすべて対面授業でスタートしました。そのおかげで入学開始早々からたくさんの友人ができました。また、富士学院での100分授業に慣れていたため、大学での授業時間に苦を感じることはなかったです。部活動も再開され、先輩との距離が近いので、授業の情報を教えてもらったりしています。友人とは放課後にカフェに行ったり、夏休みに学年の女子でBBQを行ったり、今ではとても楽しい充実した大学生活を送っています。
1年次は教養科目がほとんどで、医学的な科目はほとんどないため、私立大学や医科大学と比べて非常に楽な印象です。英語や第二外国語以外の授業はほとんど出席確認がないため、授業に来ていない学生も多くいますが、英語と第二外国語は単位を落とすと即留年が決定するので、絶対に単位を落としてはいけない科目です。私の学年で前期が終わって、言語のせいで留年が決まった人がいます。再試験もなく、一発で落単が決まったみたいだったので、本当に注意が必要です。
入学してすぐのTOEFLのテストで560点以上取ると、後期(第3、第4クォーター)の英語の授業が免除になるので、このテストは頑張った方が良いです。
1年次に楠キャンパスに行くのは週に一回のみで、他は六甲のキャンパスで授業が行われています。専門科目の授業は生物選択者が圧倒的に有利な印象です。私は物理選択のため、友達と助け合いながら何とかテストを乗り切っています。1年前期に医学序説という授業があり、各診療科の一番トップの教授が講義をしに来ます。2年の10月は、1か月間基礎配属実習というのがあって、その間は授業はなく研究室に1ヶ月間通うようです。研究に興味がある人にとっては早くから研究に触れることができます。ほかの大学をよく知らないので断言できませんが、このような研究室に早くから通うプログラムは国立の特徴かもしれません。
医学部のキャンパスはとにかく狭いので、大学感はほとんどありません。来年の夏くらいに新しい建物が完成するらしいので、少しは変わるかもと期待しています。
女子は圧倒的に現役生が多く、男子は半分くらいが浪人生の印象。今年だけかもしれませんが、女子の中で公立高校出身の人も結構います。ただ、中高一貫の進学校がほとんどなので、高校名を聞いて知らないところはほとんどなかったです。
アドバイスとして、後期の授業を楽にするために、前期に教養科目を取れるだけ取っておくと良いと思います。医学部では部活に入っている人がほとんどで、運動系の部活は西医体が終わってから夏休みが終わるくらいまではオフがあります。

2. 合格を聞いたときの状況やその時の率直な心境を聞かせてください。

富士学院の教室で、一人で自分のスマホで合格発表を見て、教務に伝えに行きました。自分の受験番号があったとき、ほっとし良かった、やっと受験が終わったというのが率直な心境でした。正直、受験にだいぶ疲れていたため、早く決まりたいという思いがありました。ともに勉強していた仲間や教務、先生方は私以上に合格を喜んでくれたと思います。分かっていたつもりでしたが、こんなにもたくさんの人が受験を支えてくれていたことを改めて実感しました。

3. 学院に入学するまでのいきさつ、きっかけ、決め手について教えてください。

現役の受験が終わり、母が予備校を探してくれました。国立を目指すことができる予備校を探し、大手の予備校を含め5、6校の説明会に行きました。その中で富士学院大阪校に決めた理由は、山田校舎長の熱意と、初対面の私に対してとてもフランクに話してくださったこと、学院のアットホームな雰囲気が自分に合っていると感じたからです。ここでなら1年頑張ることができると思いました。

4. 具体的にどう頑張ったのかを教えてください。

毎朝、学院に行き、閉館時間まで勉強していました。富士学院は先生方にいつでも質問できる環境だったので、少しでもわからなければ、とにかく先生に質問に行っていました。浪人して、基礎から学び直した際に、まだまだ抜けがあることを実感し、毎日の小テストで満点を取ることを目標にしていました。夜学習の時間は、その日の授業の復習や、自分に足りていない科目の勉強を行っていました。朝、メモ帳にやることリストを書いて、勉強時間を管理していました。こうすることで、やるべきことが可視化され、授業後の時間も怠けずに勉強ができました。国立志望であったので、共通テスト1か月前は国語や地理の勉強にもかなり時間を割いていました。2次試験でも使う科目に関しては、基礎をしっかりと固めていたので、共通テスト対策を行わなくても安定して成績が取れていたことは、現役時と大きく違う点であると思います。

5. 合格を勝ち取った要因は何だと思いますか?

教務、先生方の手厚いサポートが一番だと思います。特に、メンタル面でのサポートがなければ、最後まで受験を頑張り抜くことは難しかったです。担任制度であったので、模試の結果や勉強のバランスなどをすぐに相談できたことが非常によかったです。また一緒に頑張れる仲間がいたことも合格できた要因であると思います。不安なことがあれば、お互いに話を聞いて励まし合ったりしてました。

6. 富士学院はあなたにとってどんな予備校でしたか?

安心できる居場所だったと思います。勉強に対して後ろ向きになっているときでも、富士に行けば何とかなると思える場所でした。教務や先生方には家族以上に話を聞いてもらったと思います。大学生になった今でも学院の環境が恋しくなります。

7. どういう医師になりたいですか?

患者さんに寄り添うことのできる医師になりたいです。寄り添うというのは、患者さんの要望通りに医療を提供することではないと思います。患者さんの置かれている状況を理解し、どの治療がその患者さんにとって最善なのか一緒に模索していくことが必要であると思います。

8. 後輩達にアドバイスをお願いします!

不安は抱えずにすぐに相談することをお勧めします。富士学院にはそれを受け止めてくださる教務や先生方がいます。もちろん合格するためには学力が必要ですが、最後はあきらめない気持ちです。強い意志を持って最後まで頑張ってください。応援しています。