富士学院には、先生たちが身近で見てくれる安心感がありました。

久留米大学医学部医学科合格 Y・Tさん

インタビュー interview

1. 大学生活について教えてください。

研究室のドアを開けたままにしてくれている教授もいるので、わからないことがあれば気軽に入って行くことができます。ウェルカムな先生方も多くいらっしゃり、研究室に居座ることもあります。
教授といえば堅苦しいイメージで、研究室に長居してはいけないものと思っていましたが、大学でお世話になっているコンサルの先生も、仲が良くなった化学の先生も、いつでもおいでと言ってくださいます。
教養科目までは、みんなで基礎知識を教えあいながら一緒にやっていくところもあります。医学的な専門分野に入ると、教科書をどれだけ読みこみ、どれだけ予習して授業に臨めるかで周りと差がつく感じがします。
部活は小中高から続けているバレーボール部で、部員は医学科と看護科と臨床検査技師まで含めて十数人。日頃は6、7人で練習しています。部活の先輩方との交流では、色んな情報が得られるので有難いです。今度コメディカルで出られる大会が12月にあるので、みんなで優勝を目指し頑張っています。
またテディベア病院ボランティアというものにも参加しています。小学校の教員である姉が、まだアメリカでしか承認されていないチャイルドライフスペシャリスト(がんなどを患った子どもがどうやって病気と向き合っていくか、その子どもたちを支える職業)に就きたかったらしく、その仕事の存在や内容をよく聞いていた私は、その影響もあり参加しています。
私たち1年生を含め全体では50、60人規模のボランティア団体で、ぬいぐるみを患者さんに見立てて、子どもにお医者さん体験をさせるという世界的にも有名なボランティアを経験させてもらっています。久留米シティプラザで大きなイベントを行ったり、久留米市内の医師も共同で参加して頂き、消化器内科や外科などのいろんな科を開いて子ども達に体験させています。

2. 合格を聞いたときの状況やその時の率直な心境を聞かせてください。

久留米大学の一次は、自己採点の結果が悪く不安がありました。一次の合否発表の時は、東京のホテルで一人で確認してすぐに親に連絡しました。入試がまだ残っていたので、その後も勉強は続けました。二次の合否発表の時は、福岡校の外階段で一人で確認、合格を確認して泣きながらすぐに家族みんなに連絡をしました。推薦に落ちた時はどうしようかと思いましたが、一般で逆転できて本当に良かったです。

3. 学院に入学するまでのいきさつ、きっかけ、決め手について教えてください。

高3、一浪の時は、推薦入試対策時にお世話になりました。成績も把握していただいていたし、これまで医学部専門の塾や熊本の大手の塾に通ったこともありましたが、「医学部合格に対してのプロがいっぱいいる」という安心感が富士学院にはありました。先生たちがいつも身近で見てくれる環境があり、そのような場所で勉強できることに魅力を感じました。熊本から通ってまで入学を決めた一番の決め手は、1年で絶対に合格を決めたかったので、合格への情報をいっぱい持っている富士学院に決めました。校舎に入った時のフレンドリーさが他とは全然違うし、安心感が本当にありました。

4. 入学時の決意を教えてください。

一年で決めるという決意の他には、誰よりも粘り強くやろうと、とにかく上位に入ろう、問題をしっかりやり切ってから次の問題に進むということを決意しました。

5. 具体的にどう頑張ったのかを教えてください。

自分に何が足りないのかを把握し、改善できないと点数に繋がらない。とにかく先生方とのコミュニケーションを増やすことを一番に考えて、その先生方との会話の中で自分に何が必要なのかを見極めることを意識しました。数学の山口先生にミステイクノートを作るようにアドバイスされ、それを数学だけではなく教科ごとに作って、どこを間違え、何を覚えるべきかを細かく分析しました。9、10月くらいから模試の振り返りを毎回必ずやる、日付と模試の名前、模試の問題をどのように解いたのかを細かくノートに書き出して、どこで計算ミスをしたのかなど把握しながら勉強を進めました。計算ミスは問題に慣れたら減るので、とにかく問題量をこなすことを意識していました。

6. 合格を勝ち取った要因は何だと思いますか?

模試やテストを大事にしました。数学の山口先生に、本気で問題にあたる時間は模試の時しかないから、その時間をどれだけ増やせるか、模試で入試の時と同じ状況をどれだけ作り出せるかが一番練習になると言われました。様々な模試に真剣に臨むことを実践したことが大きかったです。
週テストやプレテストの他、過去問は自分で時間を設定し、授業がない日は入試本番と同じ時間割で問題を解いていました。
生活面では自宅から通ったのが一番大きかったです。家族の支えがあってこそ続けられました。朝は6時半に家を出て7時の新幹線に乗り、8時に博多に着く。往復1時間半の新幹線通学時に単語、週テストの勉強を毎日したことも合格につながったんだと思います。

7. 富士学院はあなたにとってどんな予備校でしたか?

富士学院はアットホームだけど、それだけではなく時には何が良いのか何が悪いのかをはっきり言ってくれます。講師、職員とのコミュニケーションがとても多い予備校だと思います。授業中(演習時)でも山口先生、英語の中村先生がよく面談をしてくださったことで不安が解消されました。山口先生の名言はめちゃくちゃたくさんあって、特に「受験はマラソンだ。」それは勉強のやり方は走り方のフォームと一緒で、どれだけあれこれ良いフォームを考えてもタイムが縮まるとは限らないし、直前でフォームを変えたとしても結局本番はうまくいかない場合が多い。これまで自分でやってきたやり方を信じる。「不安かもしれないけれど自分のやり方に自信を持ってやりなさい。」という言葉は、今でも頭に残っています。

8. どういう医師になりたいですか?

コンサルの先生が、女性は結婚し家庭を持つと仕事を離れる方が多いと伺いました。でも、私は生涯医師として続けていきたいと思っています。
訪問診療に興味があるので、高齢者が多くなっていく社会で、自分から現場に行って患者さんの近くで安心感を与えられるような医師になりたいです。

9. 後輩達にアドバイスをお願いします!

頑張っている周りの人たちの勉強方法をみると不安になりがちですが、自分にしかない勉強法、自分に合った勉強法が必ずあると思うので、それを自分で工夫して見つけることが合格への一番のポイントだと思います。そして油断しないこと。怖がらず、どれだけミスを減らせるか、先生たちのアドバイスをしっかり聞いて、受験で自分の持っている力を出し切って欲しいです。