先生に質問することで長く記憶に留めることができました。

国際医療福祉大学医学部医学科合格 G・K君

インタビュー interview

1. 大学生活について教えてください。

想像していたよりもとても楽しいです。勉強は大変ですが、遊ぶ時間もありますし、切り替えて頑張ることができています。カリキュラム上、水曜の午後に空きがあるので、友人と出かけたりアルバイトをしたりしています。部活はサッカー部に所属し、週2回、19時から活動しています。4年生から実習が始まるので、部員は1〜3年生で20人ほどが所属しています。授業や試験の情報収集面でも、縦の繋がりは持っておいて損はないと思います。
大学の特色として、やはり英語の授業がすごく多いことが挙げられます。大学は海外で活躍できる人材の育成を目標としているため、英語にはかなり力を入れています。入学時に受けたTOEFLのリスニングの点数をもとに、4つのクラスに振り分けられ、4人の先生の授業をローテーションで受講しています。はじめは日本人だけでしたが、途中から留学生も加わり一緒に授業を受けています。入学するまでの医学部のイメージは、皆が競い合ってギスギスしているイメージでしたが、基本的にみんな優しいです。先生が入学時に、「自分だけで頑張る人は落ちる傾向があり、みんなで助け合って試験に臨むように」と仰っていました。それは、受験勉強も同じなのかなと思います。国際医療福祉大学は、先生のサポートも含めてとても手厚いです。出席が足りていない人、成績が危うい人には面談等を実施し、サポートしてくれます。1学期は日本語と英語、2学期から完全に英語のみの授業を受けています。生徒の中には英語が得意でない人もおり、そのような生徒のための自由参加の授業もあります。また、3学期のTOEFLで、B2以上でないと進級できないというのがあります。不安な人のために、模試みたいなのを実施し解説するなど、やはり手厚いなと感じます。あとは、学生会がみんなのためを思って、行事などを企画してくれていて楽しいです。学生生活を送る中で不安に思うことは特にないです。

2. 合格を聞いたときの状況やその時の率直な心境を聞かせてください。

補欠C群の結果を見たのは、他大学の一次試験で東京にいたときでした。家族と見て終わったなと思いました。周りからABは回ってくるがCは微妙かなと聞いていましたので、3月の前半に繰り上げ合格の電話がきて、とても嬉しかったです。母方の実家にいる時で、母と祖母が泣いて喜んでいる姿を見て、自分以上に喜んでくれて嬉しかったです。

3. 学院に入学するまでのいきさつ、きっかけ、決め手について教えてください。

カナダから帰国してから最初にK予備校に入って、かなり頑張ったのですが周りに追いつくには至らず、冬にメンタル的にきて1ヶ月くらい休んで、ここではこれ以上伸びないと思いました。医専予備校を回ってみて、富士学院で話を聞いた時に、質問できるのがすごく良いと思いました。K予備校では、夜質問できるのが大学生のアルバイトしかいなく、全教科質問ができるのですが、プロではないため安心感がないし、みんなが質問に行くので順番待ちの時間がもったいないといつも感じていました。その点、富士学院は大手予備校と比べると金額は高いですが、確実に医学部に合格できるのであれば、トータルで考えると安いと思って決めました。

4. 入学時の決意を教えてください。

今年で絶対に受かることです。親に2年間、安くはない金額を出してもらったので、さすがに申し訳ないという思いがありました。何がなんでも決める。じゃないと、2年目に入って精神的にもきていたので、もう1年は持たないと思っていました。

5. 具体的にどう頑張ったのかを教えてください。

元々英語を読む力はあったので、あとは単語と文法でした。篠原先生の小テストは大変でしたが、あってよかったです。それがないと頑張れてなかったと思うので。国際医療福祉大学の入試で戦えるくらいの、単語量を身に付けることができました。
数学は出口先生が色んな解法を教えてくださって、自分に合う解法を覚えました。特に同じクラスの友人に負けないようにと、モチベーション高くやれたと思います。
生物は2周目で小宮先生が詳しく説明してくれたのがよかったです。化学は中尾先生のクラスで、科目の中では1番苦労しました。もともと化学が嫌いで1番伸びなかったし、楽しいと思えなかったです。でも医学部に入って感じたのは、化学をやっていて本当に良かったと思います。今はものすごく助かっています。富士学院での勉強方法は、常に先生に質問を持っていくことを決めて、そのために問題を解くというやり方をしていました。

6. 合格を勝ち取った要因は何だと思いますか?

先生に質問して、1個1個理解することですかね。そうすることで長い期間記憶することができました。あとは周りに流されないことですかね。廊下で会うと話してしまうことがあるので、なるべく話さないようには意識していました。もちろん話す時もありましたけど。
あとは、ストレスを溜めすぎても勉強が捗らないし、溜めすぎると崩れちゃうので、自分と相談して休む時は休むことを意識してやっていました。

7. 富士学院はあなたにとってどんな予備校でしたか?

サポートが本当に手厚いと思います。模試の結果で崩れるなど、メンタル的にくるのが受験ですが、講師の方や教務の方がしっかり支えてくれるので、その存在は大きかったです。あとは、行けなくなった時期に、Zoomの授業録画はすごく助かりました。その人に合った戦いができるのがすごく良かったと思いますし、それが富士学院の強みだと思います。

8. どういう医師になりたいですか?

最近救命に行きたいとか、色々考えているんですけど、正直まだ分からないです。どこに進むかはもう少し後で決めても遅くないのかなと。授業で医療面接の授業とかあるんですけど、そういうのを通して患者さん第一じゃないと、でも逆に譲りすぎてもダメだし。お互い尊重し合いつつ良い関係を築ける医師っていうのが一番良い医師なのかなと思います。普通に優しくて、気遣いできる医師になりたいです。海外にも行く機会があれば一度は挑戦したいですね。

9. 後輩達にアドバイスをお願いします!

後悔しないように頑張ってほしいです。やっぱりやらなかったから、受からなかったっていうのは、受からなかった後にくる(後悔する)と思うので。僕は結果的には良かったんですけど、もし受かってなければ、年末やらなかった時期がダメだったのかなとか、もしあの時やっていればとか、そうなっていたと思います。結局自分を責めたりして苦しくなると思うので、後悔しないようにメリハリつけつつ、あんまりストレスを抱えないで頑張って欲しいです。