最後まで受動的でなく能動的でありたいと思っていました。

順天堂大学医学部合格 Y・Tさん

インタビュー interview

1. 大学生活について教えてください。

私が入学する前にイメージしていたよりも多くのことが出来る大学だったと思います。それは特に英語に関してです。順天堂大学は「英語に力を入れています」という事を打ち出しているのですが、具体的に情報がなかったので、実はそんなにやってないのではないかという気持ちが少々ありました。しかし、実際に入ってみると低学年向けの留学プログラムがあったり、英語の授業が非常に多くあったり、ネイティブの先生がずっと英語で喋るといった授業があったりと、期待以上に英語に注力されていて、良かったと思いました。あとは講演会です。この前も公衆衛生学の授業にハーバード大学の先生が来た講演会を見させてもらいました。そんな風にたくさんのいろんなすごい人たちの講演を他学部でも聞く機会があるんです。自由参加で、そういうものを見たい私にとって、医学部生も参加でき、敷居がそんなに高くない催しがあるところもすごく良い点だと思います。

2. 合格を聞いたときの状況やその時の率直な心境を聞かせてください。

帝京大学から最初の合格をいただいたとき、うれしいという気持ちはもちろんありましたが、ここで喜んではいけないと思っていて。でも教務のKさんが合格を喜んで泣いてくださったのを見て、喜んでいいんだなと思って、そしたら自分も泣けてきました。順天の合格を聞いた時は、試験の形態が記述だったこともあり、合格が来たらいいなと軽く期待してゆるゆると過ごしていました。生物と英語が満点を取れたかもと思うほど自信があったので、補欠が回ってくるのではないかと思う自分がいました。そして実際早々に補欠が回ってきたときは、「よしきた!」と思いました。

3. 学院に入学するまでのいきさつ、きっかけ、決め手について教えてください。

高校生の時は富士学院とは違う塾に通っていたんですが、高校で校内セミナーを聞いていたのが富士学院で、ああ良い塾だなと思いつつも、正直、医専なので、金額が高いイメージもあって、当時は踏み出すことができませんでした。でも現役受験が全てダメで、7月上旬ぐらいまで落ち込んでいて、このままじゃダメだと思い、今からでも指導してもらえるのは医学部専門の予備校しかないと考えました。予備校を探す中で富士学院のことを思い出して、3つの候補の1つとして横浜校を見に行ったのがきっかけです。決め手はアポなしで急に行ったのにも関わらず、すごく温かい対応をしてくれて、本気で合格させようという気持ちがすごく伝わったのと、質問の環境に非常に惹かれたというのが大きかったです。前の塾は講師ではなく大学生が教えるっていうスタイルだったし、他の医専では、講師の先生にいつでも質問できる環境がなかったので、ここなら講師に質問できると思ったのも決め手の一つです。実際に質問できたし、静かで人目が少ないというのも魅力でした。

4. 入学時の決意を教えてください。

毎日学院に行こうと思いました。毎日行って、とにかく毎日勉強しようと思いました。特にそれまでの宅浪時期は全く勉強できなかったので、入ったからには覚悟を決めてやろうと。ほかには、わからないことはわからないと正直に言おうと思いました。特に化学は初歩の初歩からわかっていなかったので、わからないことはとことんわからないと言おうと決めました。それは正解でした。「ここ全般わかりません」みたいな質問もあったと思います。しかしそんな時も詳しく、基礎から応用まで授業のように教えてもらいました。

5. 具体的にどう頑張ったのかを教えてください。

授業はフル活用しました。先生が何気なく言った、そんなに重要じゃなさそうなことでも、「それなんですか?」と授業を止めました。個人指導だからできることだと思いますが、一瞬でも気になったら聞くっていうのをやってて。だからしょっちゅう止めていましたが、いやな顔ひとつせずにすぐに質問に答えてくれて、そのまま授業に戻るという感じでした。
あと、授業を担当してくださっていない先生にもよく質問をし、サポートして頂きました。
自習室では1番前に座る事にこだわりを持っていました。座り続けていると後ろから見られていることにも気づいて、刺激になったこともメリットだったと思っています。

6. 合格を勝ち取った要因は何だと思いますか?

自分からいっぱい求めたことも要因のひとつだと思います。もっとこういう風になりたいとか。自分の苦手分野を自分で見つけられもしました。模試で見つけたり先生から指摘されたりすることもありましたが、模試で意外とできていても実は抜けている分野などは自覚がなければわからないことなので。最後まで受動的でなく能動的でありたいと思っていました。具体的には、とにかく質問をたくさんする。自分で求めていく姿勢、限界を決めずにさらにもう一歩踏み込む姿勢が大切だと思います。

7. 富士学院はあなたにとってどんな予備校でしたか?

本当に手厚い予備校でした。入校時に思っていたよりも手厚い予備校でした。自習室もとても居心地良かった。静かで、目の前に特に何も邪魔になるものがなく、時間管理しやすい時計が見やすい位置にあって、毎日重い思いをしなくて済むロッカーがあって。
富士学院は良い人ばかりだった気がします。生徒間のトラブルもなく、みんな真面目に勉強する人ばかりで。予備校では結構あるあるだと思うんです。自習室がものすごくうるさいとか。そういう事がほとんどなく、基本的に一生懸命やっている人達ばかりで、とても勉強しやすかったです。他にも赤本が十分にあること。かなり過去の年度まで遡れて、買いに行かずともそこにあるのは魅力的でした。
あと立地が横浜駅前で素晴らしいですよね。富士学院の雰囲気も全て好きです。富士学院のガチガチし過ぎない雰囲気とか、勉強以外の事も聞いてくださるところが、いいなあっていつも思っていました。

8. どういう医師になりたいですか?

伝わりづらいかもしれないんですけど、患者さんの視点を忘れない医師でありたいです。順天堂には「名医たらずとも良医を育てる」という考え方があって、患者さんの病気を診ずに、人を診るというのはよく言われるとは思うんですけど、それを徹底して実践していきたいと思っています。
富士学院でも「良医を育てる」と入学時に聞いたことがあって、その気持ちは私の考えと合っていたなあと思います。

9. 後輩達にアドバイスをお願いします!

まず質問をしましょう。質問を絞り出せって言ってるのではなくて、疑問を引き延ばさないことですかね。疑問を取りこぼさない。ん?と思ったら聞くべきです。
富士学院に来たのであれば、富士学院を全力で活用してください。その一言に尽きると思います。富士学院には良いところがたくさんあるからこそ、活用できるところはとことん活用してほしいと思います。