先生や職員の方の全力の応援があったから、最後まで頑張れました

埼玉医科大学合格 S・I君

インタビュー interview

ー高校当時の学力は?
全然勉強しておらず、とても医学部合格を目指す様なレベルではありませんでしたが、高校3年の秋ぐらいから今まで漠然としていた医者になる夢が明確になり本格的に勉強を始めました。それまでは両親から家庭教師をつけてもらったりしてはいましたが、モチベーションというか、自覚そのものが薄かったこともあり、身が入らなかったのだと思います。
実際の成績としては、K予備校の数学テストで悲惨な結果(200点中10点)を出すほどでした。第3回だったので、時期としては丁度本腰を入れて勉強し始めた時ですね。真面目に一睡もせず勉強をして10点を取ってしまうという…。大手予備校を選んだきっかけとしては、高校自体が提携していたことで金額も安くなるという部分でした。そこで1年間過ごしましたが、大手特有の一方的な授業でまったく内容が分からず、質問も出来ない環境でした。

ー2浪目に富士学院を選んだ理由、きっかけは?
大手を含め東京圏内の予備校を色々見ましたが、富士学院にいた幼馴染みから話を聞いて実際に御茶ノ水校に行きました。大手では理数系で大学生に教えてもらうカリキュラムを取ってはいたものの、質問をすることまったくできませんでした。
それに比べ富士学院は質問がしやすい事と、3人〜5人、5人〜8人の小さい規模での集団授業でしっかり見てくれそうだという雰囲気が感じ取れました。自分の場合、過去の家庭教師で先生任せになったあげく、自分の性格上堕落してしまいそうな気がしたので、はじめからマンツーマン(個人指導)というのは抵抗があり、少人数の集団授業の方が合っていると思いました。
実際の所、他の医学部専門予備校も少人数や質問がしやすいという部分を謳っていると思いますが、自分としては全体の雰囲気をもそうですが、職員室の雰囲気が特に決め手となった気がします。必ず『職員室前を通って自分の教室に行く』という、質問しやすそうな環境が覗える部分が気に入りました。実際、3月くらいに質問している人を見て『いいな』と感じたのを覚えています。

ー1年間富士学院で頑張ってみてどうだった?
まず一言で言えば「楽しかった」です。勉強が楽しくなりました。先生の教え方のおかげだと思いますが、例えば、数学では週テストで○点取ったら…みたいなゲーム形式にしてくれたり、勉強に意欲を持たせる環境をつくってくれた事が大きかったと思います。本当に生徒想いで情熱を感じる先生方でした。先生も職員の方々も頑張ってくれるので、自分たち生徒も頑張れ、また生徒同士でも互いに切磋琢磨できる環境だったと思います。
自分は12月から3月の最後の時期に一番勉強をしましたが、その時期に先生方がいてくれるのが本当にありがたかったです。なんといっても入試受験後に学院に帰ってきた際、ここに灯りが点いている事にとても安心を感じました。その後の答え合わせにもずっと付き合ってくれたおかげで、翌日の入試に生かす事ができました。大手では受験シーズンになると先生がいないそうで、その部分でも富士学院で本当に良かったと思います。

ーこれから医学部を目指す受験生に一言
まず何より『絶対に最後まで諦めるな』と言いたいです。自分の場合、本当に最後の最後に合格が回ってきたので。その時期まで、もっと言えば春期講習まで出てたというのが大きかったと思います。最後に補欠が回ってきた他の人達も、全員春期講習に出てました。1月・2月・3月は例え誰も来ていなくても、気を抜かずに勉強に来る位の意気込みでいてほしいです。また、そういう事ができる環境の富士学院だったからこの合格があると思っています。是非ここで頑張ってほしいと思います。

ーどのような医師になりたい?
これは大学のカリキュラムの中で言われた先生の受け売りですが、「医者になる」というよりは「医者という生き方をする」ということが今の自分の中に大きくあります。
救命救急の先生からの言葉ですが、「例えどんなに嫌な人間(相手)でも、患者側からすれば〝1人の医者〟なのだから医者という生き方をするのが僕たちの使命だ」と。
自分自身も〝医者という生き方ができる医者〟になりたいと思っています。「医者になる」という言葉よりも「医者という生き方をする」というのが私たちの仕事だと念頭に置き邁進したいです。