「この1年は必要な1年だったよ」すずやかな声の娘の言葉に、心から解放されました

N・I様(お母様) 鹿児島大学医学部医学科学校推薦型選抜(地域枠)合格

  • 合格大学鹿児島大学医学部医学科 

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『今までと違う環境に出て、違う景色を見たい』という本人の意志を尊重し、私立高校進学準備を始めた中学3年の春から数えて5年間、本人は毎日毎日必死に食らいついた日々だったことでしょう。自ら選んで入学できた高校では友人にも恵まれた上、充実した学習体制のおかげでやる気に満ちた目をしていました。早朝から約1時間かけての登校に合わせての送迎を頑張れたのも、娘の本気が伝わってくるからでした。しかし、センター試験で目標点に届かなかった、と、早々に医学部受験を投げ出した娘。「どうして最後まで諦めずに挑戦しないの!?」と食らいつく私をよそに、クールに他学部を受験、来年への『つなぎ』を手にし、娘は浪人生活を始めました。悔しい思いもモヤモヤと、家族それぞれが娘のために重ねてきた思いが様々にぶつかり合い、どうにも重苦しい空気が抜けなくなった家族を、大きくリセットするために、私は娘を手元から離すことが最も相応しい、そう思い、予備校近くで一人暮らしをさせる手配をした私でした。
一人暮らしをしながら予備校生として暮らす娘は、「毎日とても充実してるよ!」と、自分のリズムで脇目も振らずに励んでしました。
『1年だけ、自活しながら国公立』
この条件を掲げて1年。2021年2月、梅の花が満開になる頃、鹿児島大学の地域枠推薦で合格通知を手にした娘。

そして、合格できた今だからいえますが、頭で考えるより心にしたがって動く事、強い思いを抱けば、人は強さを身につけるのだと、娘の志と共に学びました。
「この1年は必要な1年だったよ」
すずやかな声の娘の言葉に、心から解放された母でした。
合格ほんとにおめでとう!!!!