医師になるという覚悟を強くすることが勉強にも繋がると本当に実感しました。

川崎医科大学合格 T・S君

インタビュー interview

1. 大学生活について教えてください。

川崎医科大学の1学期は教養科目が多いため、推薦入試で合格した私は一般入試で入学した生徒よりも苦労する部分がありました。そのため、友達に教えて貰いながらこれまで勉強をしていました。2学期になると専門科目が増え、人体解剖実習も他大学より早く行います。とても大変ですが、医師になるための勉強をしているという実感があります。部活動はバスケ部に入りました。練習は週4日程度ありますが、高校時代に比べ両立がしやすいです。先輩後輩の仲もよく、テストについての取組み方や勉強方法、資料や過去問などを教えていただけるので、先輩のアドバイスを聞いて勉強できることがとても強みになります。1年目が寮なので同じ学年の友達と仲良くなれますし、大学生活への不安もすぐに解消できました。

2. 合格を聞いたときの状況やその時の率直な心境を聞かせてください。

非常に嬉しかったです。学校で発表を見たのですが、「合格」の文字を見た時、すぐに担任の先生や友達に伝えると、おめでとうと言われました。周りの友達や先生方に協力、応援してもらっていたので、すごく嬉しかったです。努力が実ってよかったと思いました。

3. 学院に入学するまでのいきさつ、きっかけ、決め手について教えてください。

高校3年生の時に医師になりたいと思い、当初は附属高校からの内部推薦で医学部進学を考えていました。その面談を行っていたときに、校長先生から富士学院を紹介されました。一度話を聞きに行くように勧められ、一人で富士学院広島校に行きました。そこで教室長から、医学部入試に関する情報、合格実績や授業の内容を細かく教えていただき、また雰囲気もよく、「富士学院だったら自分も合格できるのではないか」と思いました。また、個人指導ということで、基礎が弱く、どう勉強していけばいいのか分からず学校での集団授業で周囲との開きを感じていた自分にとっては、基礎から鍛えてもらえるということも決め手となりました。

4. 入学時の決意を教えてください。

入学当初は偏差値50程度で、先生や家族からは「現役合格は難しい」ということを言われながらも、合格の可能性があるとすれば推薦入試しかないという気持ちが半分、浪人覚悟で時間をかけて学力を高めていく気持ちが半分でした。また、学習指導と同時に面接指導もすぐに始めていただきました。その中で、医師という職業について改めて考えたり、医師になるためにふさわしい人物になることについて言動を改めたりなど、教室長との面談や面接指導の中で何度も考え、話をしていただくことで気持ちを高めると同時に、勉強への気持ちもより身に入るようになりました。

5. 具体的にどう頑張ったのかを教えてください。

勉強に対して何も知識がなかったので、先生に言われたことを素直に取り組むことを大切にしていました。基礎をしっかり教えてもらうと共に、勉強法も合わせて教えていただきました。また、授業日だけではなく、それ以外の日もできる限り来院し、チューターさんや先生方に何度も質問をしていました。指導が始まってからは来校した日は閉館時間まで残って勉強するなど、この環境をフルに活用していました。

6. 合格を勝ち取った要因は何だと思いますか?

当初は附属高校からの内部推薦で医学部進学を目指しながらでしたが、それと同時に受験校も絞って取り組めたことがよかったです。基礎固めと勉強の型を作るために、スタートは主要科目である英語・数学で授業を受けつつ、本格的に受験校を確定させた夏休みからは理科も追加して推薦入試に特化した対策をしていただきました。小論文についても、推薦入試を熟知した先生に国語科の対策も含めて指導していただくと共に、志望理由書も合わせて添削していただけたのがとてもありがたかったです。また、同時に面接対策として面接ノートを夏休みの間に指導を受けながらしっかりと仕上げられたことがよかったと実感しています。だからこそ、一次試験合格の通知を受けてから、すぐに二次試験に向けて準備を綿密に行うことができました。これらの準備により、緊張しすぎることなく、面接では自信を持って答えられる内容が多く、これまでの練習の成果を存分に発揮することができました。

7. 富士学院はあなたにとってどんな予備校でしたか?

同じように医師を目指す仲間がいたので、非常に刺激を受けることができました。また、幅広い年齢層の方と一緒に、同じ目標を持って取り組むことで、医学部入学に対して気持ちが逸れることなく向き合うことができました。富士学院の素晴らしい先生方やチューターの方、教務の方とも色々と話や相談をしていくなかで、過ごしやすい雰囲気をいつも感じ、毎日来ても苦にならない、頑張れる場所だったと思います。日頃は優しく応援していただいていましたが、時には厳しく指導を受けることもありました。そういう温かくも厳しい言葉が、甘さのあった自分の精神面を強くしてくれたと感じています。

8. どういう医師になりたいですか?

父の影響もあり、受験生の時から精神科医を目指していましたが、それは今も変わっていません。特に、「患者第一で考え、患者に寄り添える医師になりたい」という強い気持ちがあります。精神科は「眼に見えない病」を治療するために人とどう関わっていくか、が大切だと常々父が話していましたが、入学後は改めてそのことについて考えています。

9. 後輩達にアドバイスをお願いします!

まずは、先生方の言うことを素直に受け止め、とにかく貪欲に吸収することが大切だと思います。富士学院の先生方はスペシャリストばかりです。先生の指導を素直に聞いて取り組むことが合格への近道だと思います。また、勉強や生活に不安を感じたら、チューターさんや教務職員の方々、そして何より周りにいる同じ医師を目指す仲間たちと話をするといいと思います。不安は尽きないと思いますが、お互いに刺激し合い、互いに頑張ることで不安を減らして勉強に取り組むことができるのが富士学院だと思っています。また、面接ノートは早めに仕上げることがポイントです。受験本番が近づいてくると不安も出てくると思いますが、医師になるという覚悟を強くすることが勉強に繋がると本当に実感しました。とにかく、富士学院で積み上げてきたことはすべて合格に繋がっていくと思います。ぜひ、頑張ってください。