親ではどうしようもない部分をサポートしてくださったのが教職員の皆様でした。

Y・A様(お父様) 久留米大学医学部医学科学校推薦型選抜合格

  • 合格大学久留米大学医学部医学科 

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我が家は双子の娘がいますので、E子(姉)とK子(妹)の「保護者の喜びの声」を記しますが、ここでは、E子について記載いたします。

E子は、「とにかく医師になること。心の病気を治せる医師になる」という「夢」を持っていました。なりふり構わぬこの姿勢が功を奏したのか、誰よりも早く、12月1日に久留米大学医学部医学科の合格を決めました。勉強・受験対策(戦略)はもちろんですが、この1年間、E子は何かにつけ「心が折れそうだ」などと弱気なことをぼやいていました。「心が折れる」ことなく、最後までやり遂げ「合格」を勝ち取ることができたのは、勉強のみならずメンタル面もフォローしてくださった富士学院鹿児島校の教職員の皆様のおかげだと思っています。ありがとうございました。

振り返りますと、E子は妹K子と違って勉強と向き合う姿勢があまりできていませんでした。そのようなE子に大きな転機が訪れました。高校2年の8月12日、午後10時のことです。私の友人がガンで亡くなりました。私はメールで訃報を知り、その場で泣き崩れました。その時、なぜかE子が近くにいて「どうしたの?」と声を掛けてくれました。私は、E子に友人が亡くなる直前まで送り続けてきたメールを見せました。このメールを見たことが契機となり、E子の「スイッチ」が入りました。E子は、友人と私のメールのやり取りを見て、死の恐怖に直面している人間の心境を知り、また、その友人が私の返信で元気づけられていたことを知り、「私もお父さんみたいに心を元気にする『魔法の言葉』が言える医者になる!」と決意したのです。

E子は、有言実行で成績はみるみる上がりました。しかし、テストの成績にはムラがあり、良い時と悪い時の差が激しかったです。また、コロナ問題で友達と自由にコミュニケーションが取れなくなってしまったことも影響したのか、「やる気」に波が出てきました。そのような状態で受験シーズンに突入しました。やはりスタートダッシュが少し遅かったのでしょうか全戦全敗という結果に終わりました。

「夢」を諦めずに浪人をすることを決意したE子は、その後は着実に成績を伸ばしていきました。ところが、いよいよ2度目の受験シーズンに突入すると、受験に対する不安と緊張、昨年の失敗体験がトラウマとなっていたのか、親から見ていても可哀想なくらい強い不安を感じていました。そこで私は、自分自身が医師国家試験を受験する時に自分なりに編み出した「不安解消法」を提案しました。簡単なことなのです。受験する前に「自分が好きな音楽の中でリラッスできる音楽を聴く」という方法です。E子はそれ実践して、受験の直前、自分の好きな音楽を聴きながら、「合格祈願」、「開運」のお守りを握りしめることで不安・緊張・恐怖をはねのけ「合格」を勝ち取ることができました。ちなみに、E子が受験している最中に家内は、太宰府天満宮に行き合格祈願をしたそうです。

私は精神科医ですので、不安や恐怖に悩まされている思春期の患者さんに対応するような感じでE子に助言をしましたが、親子となると私のアドバイスは「馬の耳に念仏」で無力感にさいなまれました。しかし、親ではどうしようもない部分をサポートしてくださったのが教職員の皆様でした。受験は一人では戦えません。「神頼み」も含めて「総力戦」だと思いました。

この一年は、長いような短い一年でした。合格した後E子は、私に「医学部医学科の受験は最終的にはメンタルだと思う。心が折れても諦めないことだと思う」と言っていました。私は、E子とK子に大変な「宿命」を背負わせてしまい、私自身の心が折れそうになったこともありましたが、E子が大学受験・浪人生活で学んだことは、社会人になっても大切な「教訓」として生かされることでしょう。そして、きっと立派な医師になることでしょう。私と家内は、大学受験を通してE子から貴重なことを教わりました。

最後になりますが、富士学院、教職員の皆様の益々のご発展をお祈り申し上げます。ありがとうございました。