月1回の授業報告書は、自分も親も客観的に今の状況を把握する事ができ、サポートの分野でもとても充実してるのがありがたかったです。

久留米大学医学部医学科合格 K・A君

インタビュー interview

医師になりたいと思ったきっかけを教えて下さい。

小学3年の時、自転車事故でアキレス腱が切れかけ緊急で手術をしました。その時の医師がとても印象に残っていて、医者はこういう形で人を救うんだと感じさせられ、それから今に至るまで変わらず医師になりたいと思っています。家族に医師はいませんが、その小学3年時から両親には医師になりたいという旨を伝えていました。

富士学院を知ったきっかけを教えて下さい。

医師になりたいと考えている自分に「一緒に行ってみる?」と、実際に富士学院に通っている高校の同級生から声を掛けてもらったのがきっかけで、高校3年の春から通いました。正直、当時は医学部受験には程遠い成績でした。

富士学院を選んだきっかけを教えて下さい。

授業の内容はもちろんですが、分からないところがあれば質問できる環境が良かったです。現役生当時は数学だけをとってましたが、1階のフロアに行けば化学や物理といった数学以外の先生方からも「声を掛けづらいかもしれないけど何かあったら遠慮無く聞いてね」と言葉を掛けてくださり、また解説もわかりやすく本当に優しい先生方ばかりでした。だから、浪人生活が決まった際も迷うことなく富士学院に決めました。

1年目の成績の推移状況はどうでしたか?

最初の模試は全然ダメでしたが、夏開けぐらいから徐々に成果が出てきました。入学後の4・5月あたりでは高校の時と同じ勉強のやり方ではダメだと言われましたが、勉強していく中で押さえておくべきポイント等を明確に教えてもらうことで自分のやるべき道筋を立てる事ができ、それが成績向上の要因だと思います。

得意科目・不得意科目は?

化学が得意でした。英語が少し苦手だったのですが、成績開示で確認できた久留米の本番では点数が取れていました。
結果として克服できた要因としては、夏までの勉強でとにかく英単語を覚え、授業や授業終わりの毎日の自習で必ず長文を1つ読む、問題を解く、日頃から英語に触れる環境を作りました。自主的に問題を受け取りに行く事はもちろん、夏以降は、1階にある赤本をコピーして眺めの問題を解いたり、先生に「こういう解き方があるんですがどう思いますか?」といった質問をしたりして、実践力を身につけました。
英語が嫌いという訳ではなく国語が凄く苦手だった事から、解答に国語力を要する英語自体に苦手意識がありました。でも、富士学院で繰り返してきた新聞視写で国語力も補填できたのではと思います。自分からはなかなかやろうとしない分野だったので、少しの時間でも内容を要約したり、自分の考えを最後にまとめたりといったことを繰り返してきた事がプラスになりました。新聞視写は年間通して40程でしょうか、この数で国語力を補え、結果的に英語の得点に繋がりました。
久留米本番の時も英語から始まったので、そこで手応えを感じればその後の他教科も流れに乗ることができると思います。1年目は緊張もありましたが、その英語の手応えを感じることができず、他教科にも影響が出たのかもしれません。2年目はそれを意識し、他教科よりも英語にウェイトを置いて取り組みました。苦手科目に関しては自ら積極的に取り組むべきです。

現役時の福岡大学から浪人1年目の久留米推薦に切り替えた理由は?

福岡大学医学部は面接の点数も大事だと聞いていたので、1年目は勉強してきた分、筆記試験で戦いたいという気持ちがあったからです。

2年目は?

正直、川崎医科大学の一次合格が来なかったら2年目は他の予備校も考えたかもしれません。でも1年間富士学院で頑張ってきた中で、周りからも少し認められたのではないかという部分と、何より自分のことをよく見て知ってくださっている講師・職員の方々の下でもう1年頑張ろうと決めました。
スランプなどは特にありませんでしたが、1年目と同じ事を4月からする上で、1浪目で見逃していた深い部分も意識しながら勉強することができたので、改めて2年目を他の予備校に変えないで良かったと思っています。またゼロからの環境で勉強の深掘りもできずに過ごしていたら、合格はなかったかもしれません。

浪人生で一番きつかった時期は?

1年目、2年目もそうですが推薦に落ちた時です。でも2年目の推薦落ちの直後に先生方や職員の方々に頑張れと励ましていただいたお陰で、その後の一般に合格することができました。その際、富士学院で過ごされた同じ境遇の先輩方のケースを事例として教えていただき、それが功を奏したのだと思います。結果的に久留米大学医学部、川崎医科大学、獨協医科大学に合格する事ができました。

医学部に合格できた一番の要因は何でしたか?

前述のように、推薦落ちから一般選抜にいくまでに先生方、職員の方からの励ましの言葉が一番大きかったです。自分にとっては2年目という事もあり、言い訳もできないとても辛い精神状態でした。周りの為にも表に出さないよう振る舞っていたつもりでしたが、一瞬でも表情に出るのか「大丈夫?」と声掛けしてくださったり、各科目の先生方が「このプリントしておいた方がいいよ」という具合に接してくれ、二次試験の最後の最後まで引っ張ってくださいました。
他の生徒とのコミュニケーションも重要で、挨拶を交わす事はもちろん、勉強内容の情報交換をしたり、励まし合ったり、年齢に関係なく互いに相談できたのも安心できた部分です。勉強だけではなく、今後のための人としての成長にも繋がったのではないかと思える環境でした。

富士学院の良いところを教えて下さい。

一番は先生方の教え方が良かったところです。週テストも毎週授業の見直しができ、8人の少人数クラスの中で競い合う事ができたので、上位を目指す為に勉強できたのでとても良かったです。加えて、きちんと生徒の状況を見た上で作られる月1回の授業報告書は、自分も親も客観的に今の状況を把握する事ができ、サポートの分野でもとても充実してるのがありがたかったです。

富士学院で学んだことで今に生きていることはありますか?

富士学院で培った「継続して勉強する」事が今も大学で活かされています。勉強をやらないと当然試験で落ちますし、1年生の後期に入ると覚える事がかなり多くなってくるので、毎日の勉強が何より大事だと大学の先生にも言われています。今大学でそれができているのは、毎日富士学院で勉強してきたからだと思います。

最後に、医師になる事を志して、医学部受験に向かう後輩たちへのアドバイスをお願いします!

まず一つは、今浪人させてもらっている事を感謝する事だと思います。それを踏まえ、受験だけでなく、受験以降の大学生活までイメージしながら、医師になって人を助ける為には「今の勉強がとても大事」という事を早い段階から解る事です。そうすれば自然と勉強に励む姿勢になると思います。