正直もう医学部受験を諦めてしまおうかと考えたこともありました。それでも諦めずに富士学院で努力を重ねて、また多くの人に支えられて合格することができました。

久留米大学医学部医学科合格 N・T君

合格体験記 experiences

私は高校卒業後、医学部を目指して浪人するも学力が全く及ばず、一度は歯学部に進学しました。しかし医師になりたいという思いを捨てきれずに中退し、再び医学部を目指し受験勉強を始めました。地元の塾に通って受験勉強をすることで成績は幾分伸びたとはいえ、まだまだ一次試験すら一度も突破できない状態でした。父の友人から富士学院を勧められたのは、そんなときでした。実家のある北海道札幌市から、受験勉強のために福岡へ出て行くことには抵抗がありましたが、今思えばその選択が人生のターニングポイントとなりました。
富士学院に通って一年目は、一校だけ一次試験に合格できました。それまでは一度も一次試験に合格したことがなかったため、心のどこかでは一次試験合格を、ゴールが目の前のように錯覚していましたが、ここからが本当の戦いでした。
昨年は、複数校から補欠通知をもらっても結局一点差で最終合格とはなりませんでした。悩んだ末に医師になることを諦めきれずに、もう一年富士学院で勉強することにしました。この経験から、何かのご縁でこれを読んで下さっている医学部受験生に申し上げたいことは三つあります。
一つは勉強の環境を変えることについてです。今の環境で勉強していて、学力が伸びているのが形になって表れている(模試の偏差値が上がっているとか、今までに合格できなかった医学部の一次試験に合格できたとか)のなら、その調子で頑張れば良いと思います。しかし、全然結果が変わらないのであれば環境を変えることをお勧めします。頭打ちになっているような場合も同様かと思います、個人的な意見ですが、仮に今いる塾や予備校の先生の教え方が自分に合っていると思っていても、それが二年以上続いているなら次のステップ、すなわち他の塾や予備校に移ることで、今までとは違った視点で指導を受けることができて、そこでもう一段成績を上げることができる可能性が大きくなります。
次に、受験する大学の数についてです。入試は基礎学力以外にも、当日の試験問題との相性や体調といった要素が少なからず結果に影響します。スケジュール上、可能な限り多くの大学を受験することをお勧めします。これは特に、一次試験は受かるが最終合格には届かない人、もしくは成績開示してみたらギリギリで一次試験に不合格だったような、ボーダーライン付近にいる人に対して強く伝えたいです。
最後に富士学院についてです。富士学院は、一般的な予備校に比べて教職員の方の面倒見が良いことに加えて、全国展開の強みを活かし赤本には掲載されない各大学の二次試験の情報が充実しています。受験直前期に実施される大学別の学内模試では、試験問題の内容だけでなく、問題用紙や解答用紙のレイアウトまで実際の入試問題に似せて作られているので、実際の入試を受ける良い予行演習となりました。さらに地の利を活かして、近くの医学部の入試情報の収集にも長けているように感じました。
どこの予備校へ行こうか考えながらこれを読んでいる方には、ぜひ富士学院を選択肢の一つに加えて頂き、一度話を聞いたり体験授業を受けてみたりしてほしいと思います。
思えば最終合格が決まるまで、受験は出口の見えないトンネルのような感じでした。正直もう医学部受験を諦めてしまおうかと考えたこともありました。それでも諦めずに富士学院で努力を重ねて、また多くの人に支えられて合格することができました。
富士学院でお世話になった教職員の方々には、この場をお借りして心からお礼を申し上げます。本当にお世話になりました。また、ありがとうございました。
これを読んでいる受験生の皆さんの医学部合格を心からお祈りしております。