ビリギャルが再受験で合格できたのは、信じて応援してくれた人達と医師への強い気持ち

川崎医科大学合格 N・Hさん

合格体験記 experiences

『ビリギャル』-。大学を途中退学し、夏から背水の陣で富士学院に飛び込んだ当初の私は、外見はおろか中身に至ってまで、ビリギャルそのものであったように思う。金髪にネイルに露出の極めて高い格好。おまけに私大医学部受験は初めてで、その厳しさや大学名ですら無知蒙昧。あとでビリギャルの映画を見て自分を見ているようで、思わず笑ってしまった。周囲の猛反対を押し切って大学を退学し、親戚中に、受かるはずないと酷評されている点までそっくりである。しかしそんな私も医学部合格を勝ち取る事ができた。勝因は大きく2つあると思う。自分の意志を貫いて勉強する熱意とエネルギーが私にはあった事と、それを信じて応援して下さった方々が富士学院にいた事である。

昭和大学の歯学部を親の反対を押し切ってまでして辞め、自らネット検索をして見つけた富士学院に通う事を決意した私は、身の程知らずな分、医師になりたいという熱意は誰よりも強かった。また皆よりスタートが遅れているという焦燥感と、親への申し訳なさも相まって、そのエネルギーたるや火の如し。今思えば常にアドレナリン出まくりであった事が、功を奏したように思う。そして学力以前にその私のエネルギーを買って、私の合格を信じ指導して下さった先生、教務の方と時にぶつかり合って涙を流しながら、二人三脚で勉強した事で、いつしか彼らの期待に応える事が私の目標になり、結果夢を叶える事ができた。私は初めて、人生の恩師と呼べる方々に出会ったように思う。他にも、毎日最低限やる課題を決めること、色々な先生方と普段から交流して活用すること、常に士気を鼓舞してがむしゃらに勉強する、ナルシストなドMの姿勢を貫く事など、私は自己流で様々な受験哲学を構築した。これを読んで、私のような再受験がスランプで五里霧中の方の手助けができたら幸いである。意志ある所に道は拓けます。だってビリギャルであった私が証明したのですから。